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Chopin Cello Sonata Op65にみる、Beethovenに対するロマン派の興味と謎解き

 

これを数年前に聞いた時、おお、っと思ったのは、

この曲が恰も「ベートーヴェンの主題によるチェロソナタ」といった感じの曲想に聞こえると同時に、

ショパンもまた、メンデルスゾーンやシューマンと同様、ベートーヴェンの残した一連の謎解き問題に関心があったにちがいない、ということだ。

 

このショパンにしてはめずらしい室内楽の冒頭は、あきらかに PianoSonata Therese(=Tempest Mov2)の開始を前提としている。

 

そして、いかにもロマン派的な様相をまといつつとはいえ、展開の仕方から、頭にあったのは(結び付けたかったのは)、

このTherese-themaからElise-themaへの移行——テレーゼ主題とエリーゼ主題との結びつき(後期SQでわかる——String Quartet in A minor, Op.132 No.15-mov5。

 ↓28:41-29:33-30:51) ——である。

 

 

 

 

実際、Chopinは、自身のCello Sonata Op65で同2主題間結びつけの実験をしているのがわかる。

 

 

また、 幽霊 Geister Op71・遥かなる恋人に寄す Op97(シドレファ♯ソラ、シドレラソファ♯)・もし知っていれば Andante Favori(幽霊、遥かなると一致する下降線、FavoriとPastral田園との関係)、等々であろう。

 

また短調になるところだと、 ラソファミレ Tempest Mov1

 

音列3つずつだと、告別(Lebewohl)・Elise dosila。ドシラ,ファミレ,ミレド,レドシなど。

 

また、Tempest Mov3 (ラ)ファミレ・(ラ)ファミレ や、Tempest Mov1 ラソファミレ などなど...。

 

此処から推察されるのは、じっさい色々である。

 

バガテル「エリーゼのために」(Bagatelle No. 25 in A minor WoO 59 Für Elise) は、ショパン、シューマン、メンデルスゾーンが活躍していた時代には、発表されていなかったという記事だか論文を見たことがあった気がするが、それは別段構わない。

 

いろいろな作曲家にとって、後期作品とそれ以前のベートーヴェン作品を聞けばおのずとエリーゼの主題は関連付けられるだろうからである。

 

となれば、ベートーヴェン以降の作曲家、各々の心中に、エリーゼ的な音楽がエッセンスとして代わりに(謎解きのピースのきわめて重要なひとつとして)おのずと蘇生されてもおかしくはないからである。

 

それほど、バガテルエリーゼが未公開の場合でもエリーゼの暗示となる作品は、あちこちにある。(第九の主題と同じで。)

 

もっともわかりやすいのは、op61-aなどであろうが。

| Rei八ヶ岳高原2 | 19:43 | comments(0) | trackbacks(0) | twitter-reiのHOME | - | - |
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